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執筆者の写真Hisashi Tomibe

いざ鹿児島へ(41)

更新日:2023年4月4日


 先々週の飛び石連休を利用して、三十四年ぶりに鹿児島の地を訪れました。そこには大学時代の同人誌仲間一人が住んでいて、同じ仲間四人で旧交を温め合いました。同人誌仲間は四人のほかにもいて、それぞれ仕事を持ちながら、未だに小説を書いている人間が三人、文章を書くことを生業としている人間が二人。三つ子の魂百までとはよく言ったものです。四人で酒を浴びるように飲みながら、昔話や現在の執筆活動などについて話題が途切れることはありませんでした。 

           同人誌の創刊号。1976年8月1日発行。


 もちろん、ただ居酒屋などでじっとしていただけではありません。好学のためにレンタカーを借りて西酒造を訪れ、酒造りの奥深い話も聞いてきました。西酒造といえば、「富乃宝山」などを思い浮かべられる方は多いと思いますが、それ以外に日本酒やワイン、ウイスキーまで製造しています。どれも基本は糖質を発酵させること。焼酎だけでは満足しきれず、果敢に挑戦されています。詳しくはホームページをご覧ください。

   同人誌仲間と西酒造の玄関で。左から2番目は中を案内して頂いた西酒造のTさん。 

         喫茶コーナーもある市内のおしゃれな図書館。


         山腹にある杜氏の里。ここでも焼酎造りを勉強。

             特攻隊で有名な知覧の武家屋敷。


 個人的には岡崎武志さんの示唆を受けて、あずさ書店を訪れました。店内は玉石混交の古書がぎっしり。写真をアップすることは迷いましたが、小林秀雄の『本居宣長』単行本が成人コーナーの棚の上に置いてあったのには、思わず苦笑させられました。


       鹿児島駅から歩いて数分のところにあるあづさ書店。

               市内を走る市電。


 あっという間の二泊三日でしたが、何とも濃い時間を堪能しました。

 

 商店街を歩いていたら、WBCの決勝をモニターで中継しているのに遭遇。ちょうど9回表で、そのあと、村神様の決勝弾で逆転、胴上げの場面まで見てしまいました。

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